当院の歯科口腔外科
歯科口腔外科とは
歯科診療の専門分野の1つで、お口の中の外科処置を専門的に行う科を歯科口腔外科といいます。
こんな症状、お悩みは歯科口腔外科へ
- 親知らずによる痛みがある
- 歯茎や顎に炎症が起こっている
- 顎が痛む
- 口が開けにくい、ガクガク音がする(顎関節症)
- 口内炎など、粘膜にできものがある
- むし歯や歯周病によって、炎症が起こっている
専門的技術や設備を完備
親知らずをはじめとする外科的な治療には、専門的技術や医療設備が必要です。
当院では、歯科用CTを導入し、滅菌器による徹底的な感染対策を行なった環境下のもとで治療を行います。
歯科用CTで精度の高い診断
歯科用CTでは、3次元的な立体画像によって歯の根っこ・神経・血管などの位置を明確に把握することができます。
精度の高い検査は難易度の高い症例への対応も可能とし、安全性を重視した質の高い外科処置ができます。
滅菌器による感染対策
当院では院内感染予防対策を徹底してまいりましたが、コロナ禍においてさらに感染対策を強化しています。
お口の中に入れる各種器具(歯牙切削用バー、モーターハンドピースなど)は、徹底洗浄のうえで高圧蒸気滅菌器・ガス滅菌器にて適切な滅菌処理を実施しております。
心と体への負担が少ない施術
当院では、人間工学にもとづいてデザインされた診療台「スペースライン」を採用しています。フラットタイプの診療台で、自然な姿勢でストレスや疲労が少なく、リラックス状態で治療を受けることができます。
抜歯等の手術中は、緊張やストレスなどで体や表情がこわばります。患者さまの苦痛や負担のサインを察しながら、スムーズに抜歯ができるように心がけております。
親知らず専門外来
親知らずとは
前歯から数えて8番目にある一番奥の歯を親知らずといいます。通常は20代頃に生えてきますが、生まれつき存在しない方もいます。また、歯ぐきに一生埋まったままのこともあります。
現代の日本人の顎は、昔と比べると小さくなってきています。その影響で、親知らずがキレイに生えずに横向きになってしまうケースが増えています。
親知らずのリスク
横になって生えてくると汚れが溜まりやすく、むし歯や口臭を誘発します。また、奥から歯を横に押してしまうため、歯並びを悪くする原因にもなります。
親知らず専門外来の特徴
難易度を正確に把握
親知らずは、捻れて生えていたり、複雑な形だったり、横向きに生えていたりと、さまざまです。当院では親知らずの状態を分析し、抜歯や移植をする緊急性があるかなど、難易度を段階的に分けて診断します。
治療前の説明
親知らずの難易度により、治療法は異なります。患者さまには、抜歯方法、治療後の合併症のリスクなどを説明いたします。納得された上で治療を行いますのでご安心ください。
治療前の検査・クリーニング
親知らずの抜歯を行う際は、手術前に口腔内の検査とクリーニングを行います。
必ず抜歯が必要とは限りません
親知らずの状態によっては、抜歯は不要と判断される場合もあります。
抜歯が必要と判断されるケース
- 斜めや、横向きに生えている
- 親知らずを放置することで、歯並びに悪影響を与える
- 歯ぐきが腫れ、痛みを繰り返す
抜歯が不要と判断されるケース
- キレイに生えている(ブラッシングもできる)
- しっかりかみ合っている
- 矯正や移植など、他の治療に利用できる
- 完全に骨の中に埋まっていて痛みが無い
など
抜歯後の注意点
まずは安静に
親知らずを抜いた当日は、血行が良くなる行為(運動、飲酒、入浴、サウナ等)は控え、安静に過ごしましょう。
激しいうがいを避ける
抜歯後の穴には血餅(けっぺい)と呼ばれる血の固まりができた状態となります。血餅は傷口の治癒に役立ちます。しかし、強くうがいをしてしまうと、この血餅が洗い流されてしまい、結果的に治りが遅くなってしまいます。
お薬を正しく服薬
抜歯後は抗生物質と痛み止めが処方されます。歯科医師の指示に従って服用してください。