かみ合わせの治療
すべての治療の基本は咬み合わせにあり
かみ合わせの不調和を誘発する要因は多種多様です。
- 不適合な詰め物・被せ物
- 歯の損失(歯周病・事故による外傷など)
- 悪い歯並び(不正咬合)
など
また審美的な障害が、かみ合わせの不調和を誘発するケースもあります。かみ合わせの不調和は、痛みや違和感の原因につながります。
咬合再構成とは
さまざまな障害によって、咬み合わせが壊れてしまった口腔環境を整え、機能的かつ審美的に理想的な咬合に構成することを意味します。
むし歯・歯周病・根管治療をはじめ、被せ物や詰め物、入れ歯やブリッジ等の義歯(補綴治療)など、あらゆる分野の総合的な治療で求められる重要な要素であり、当院の治療の特徴でもあります。
咬み合わせの不調和によって起こるトラブル
咬み合わせが悪いと、歯の表面を覆うエナメル質に傷がつきやすくなります。細菌がすみつきやすくなり、結果的にむし歯を誘発します。
また、歯や歯ぐきに過剰なストレスがかかり、そこに細菌が感染して歯肉炎・歯周病を患うこともあります。
再発のリスク
むし歯の治療を行っても、咬み合わせの不調和がそのままであれば、同じところに過度なストレスがかかり続け再発する可能性が高くなります。
当院では、むし歯・歯周病などの治療や、審美歯科治療においても咬み合わせを重視した施術を行い、お口のトラブルを誘発する咬み合わせの不調和を根本から解決していきます。
顎関節症の治療
顎関節症とは
口を開けてあご(顎関節)を動かす際に、何らかの障害が出ているものを「顎関節症」といいます。
ご相談の多い症状
- 口を開けにくい
- 口を開けると顎関節が痛い
- 口を開けるとガクガク音が鳴る
などが挙げられます。
開口時や咀嚼の際に生じるトラブルが多く、普段は痛み等の不快感がないのも顎関節症の特徴です。
顎関節症の治療
手術などの外科治療ではなく、保存的治療によって症状軽減させる場合が多いです。
きとう歯科クリニックでは、スプリントと呼ばれる顎関節症の治療用マウスピースをご提案しております。
- あご(顎関節周囲)に痛みを感じる
- あごが疲れやすい
- 歯ぎしりの癖がある
- 食いしばりが強い
という方におすすめしております。
食いしばりの癖は、顎関節はもちろん、歯や歯ぐきを痛める要因にもなります。
また、口の周囲の筋肉にストレスがかかるため、肩こりや頭痛などの全身症状を誘発する場合も少なくありません。
顎関節症の治療をおこなうことで肩こりや頭痛が改善することもあります。
スプリントの効果
スプリントにはさまざまな効果が期待できます。
顎関節への負担を軽減
お口の中にマウスピースを装着することで、顎関節にかかる力を軽減し、ストレスを少なくします。
かみ合わせの改善
正しく装着することで、すべての歯が適切に接触するようになります。それを習慣化させて、かみ合わせのバランスを調整します。
次第に関節内部の構造が安定し、お口の周りの筋肉も調和がとれて、全身症状の改善につながります。
スプリントの使用法
基本的に毎日、就寝前に装着していただきます。日中も食いしばりの癖がある方は、装着頻度をあげて習慣化させると効果も高くなります。また、マウスピース によっては、吸水性が高く、乾燥に弱いものもあります。使用時以外は乾燥しないように専用のケースでの保管が必要です。
マウスピース がはじめての方は不安なことも多いと思いますので、遠慮なくスタッフにご相談ください。